アンナプルナの少女
[ アンナプルナ地方略図 ]
b0049671_2392534.jpg

   1998年3月から4月の3週間、ネパールのアンナプルナ・レンジをトレッキングしました。
   アンナプルナ内院という場所を御存知でしょうか。
   アンナプルナⅠ峰(8091m)を始め幾つもの6・7千メートル級の峰にほぼ180度囲まれたすり鉢状の場所です。
   ここにベースキャンプ(4130m)があるのですが、ここから唯一、モディー・コーラ(川)が谷を削っています。
   ポカラの町からは幾つかの尾根を越えた後、この川沿いに歩くことになります。

   この少女に出会ったのは、ポーターと2人で歩き初めて3日目、
   ガンドルン村からチョムロン村へ向かう途中の小さな集落でした。

   この後、世界は9.11からアフガン戦争、イラク戦争と、きな臭い事の連続です。
   今、ヒマラヤの電気も届かない山深い小さな村のこの少女の目を見る時、何かを見透かされているような、
   そして静かに、しかし強く何かを訴え掛けられているような気がしてなりません。
   勿論、ネパールでは政情不安が続いています。

   僕は無神論者ですが、この少女を見ていると、自分の心、或いは大切な人のその存在、
   または我々を取り囲む世界の在り様(よう)の総てに対する、祈りと云う言葉を想起させられる今日この頃です。
[PR]
by meiguanxi | 2006-09-21 02:49 | ヒマラヤ・チベット | Comments(2)
Commented by りー at 2006-10-03 21:23 x
最初に見せていただいた時より、大人びているんじゃないかと錯覚しました。
抱きしめたいような、なのに他を寄せ付けないような・・・

シャッターを切られる前後は無邪気な表情もあるのでしょうが
没関系さんを突き抜けて視線が向かってくる気さえします。
写真は変わらないですが、私もこの少女も同じ時間が過ぎているんですよね。
今はどんな風に生きているのかな。
Commented by meiguanxi at 2006-10-05 02:42
どうだろ、この子は4歳位かなぁ? だとすると今頃は中学生位の年齢に成ってる筈だね。
この写真、色々な処で色々な機会に公開してきたし使ってきたんだけど、その度に僕の中で意味合いが成長してきているような気がする。もし りーさんが’大人びている’と感じたのなら多分、それはやはり以前から色々な処でこの写真を見て、その度に何かを感じてくれていたからかもしれないね。
そうだとしたら、感謝です。
<< メルヴ遺跡(トルクメニスタン) マルゥ (トルクメニスタン):... >>