メルヴ遺跡(トルクメニスタン)
[ 中央アジア略地図 ]
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                                          グズ・ガラからスルタン・サンジャール廟を遠望

マルゥー の街はガラ・グム(黒の砂漠)南端にあたる。ここから東に25km、バイラム・アリという小さな町から北に4kmほど入ると、一面の土漠の中にメルヴ遺跡が点在している。60㎢ (平方)に及ぶ広大な遺跡群だ。
この地に初めて町が築かれたのは紀元前6世紀だというが、今、形として残るのは紀元前3世紀から16世紀位までのもの。また、最西端の仏教遺跡が発見されたことでも有名だ。
11世紀から12世紀に掛けてはセルジューク・トルコの都が置かれて、最盛期を迎える。往時はバクダッドに継ぐイスラーム圏第2の都市を誇った。
しかし13世紀初頭、モンゴルのチンギス・ハーンの西進の際に徹底的に破壊し尽くされる。モンゴルによる征服のご多分に漏れず、住民は皆殺しにされたと言う。
その後、16世紀の聖廟が残ってはいるが、数世紀の間、人の住まない場所になった。
今はただ、往時の陶器片が散乱する乾燥した荒野を、轟々と風が渡るだけだ。


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【グズ・ガラ】  6・7世紀ササン朝ペルシャ時代の豪族の居城。外壁の土柱に開いた無数の穴は、鳥の巣。

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 【スルタン・サンジャール廟】

  12世紀セルジューク・トルコ時代の
  スルタンの聖廟






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     【エルク・ガラ】

      紀元前3世紀、
      パルティア王国(イラン)時代の都城跡
      (写真中央、土塁の上にポツンとある点が人間。
       広大さが分かると思う)





メルヴ遺跡は本当に広大な遺跡なので、徒歩で廻るのは困難だと思われる。その上、なにしろ土漠の中に点在しているのだから陽を避ける場所も無い。勿論、売店や飲食店の類を探すには4km離れたバイラム・アリの町まで行くしかない。
僕はマルゥの街で捉まえたタクシーを使って見学したのだが、その帰路、バイラム・アリのバザールを覗いてみた。とても小さな町なのだが、バザールはなかなかの活気を呈していた。

                          バイラム・アリのバザールの風景

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    メルヴ遺跡城壁跡(詳細未確認)
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by meiguanxi | 2006-09-23 01:02 | 絲綢之路Ⅱ[中央亜]
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