ヒヴァの旧市街 (ウズベキスタン) :遺跡の町
[ 中央アジア略地図 ]
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                                                    ヒヴァの旧市街イチャン・カラ

中央アジア、ウズベキスタンの国土の多くは、アム・ダリアとシル・ダリアという中央アジアを代表する2つの大河に挟まれたキジル・クムという砂漠だ(ダリア・クムはそれぞれ川・砂漠の意)。アムダリアが巨大な塩湖アラル海に注ぐ北方地域は古来、ホラズムと呼ばれ、交通交易の要衝として栄えた。

カルタ・ミナールムハンマド・アミノ・ハーン・マドラサ                 タシュ・ダルヴァザ(町の南門)
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一番上の写真はヒヴァの、城壁に囲まれたイチャン・カラと呼ばれる旧市街。
18世紀以後、ロシアとの交易で富を得た有力者達が競ってマスジット(モスク)やマドラサ(神学校)を建設した結果、
このような街並みができたのだそうだ。
イチャン・カラは旧ソ連によって町自体が博物館に指定され、後に世界遺産に登録された。

ダシュ・ハウリ宮殿裏の路地                                  ジャーメ・マスジディ(金曜モスク)
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イチャン・カラの外にはロシア式の閑散とした新市街が広がっていて、その外側は果てしない砂漠だ。
だが、この遺跡のような町にも、勿論、人々は生活している。ソ連時代終盤の統計では2000人だそうだ。

夜、暗く成ると人通りは全く無くなる。漆黒の遺跡の町を歩くと、逆光の月にミナレットのシルエットがそそり立つ。
石畳に自分の踏む足音だけが響く。心なしかその音には僅かなタイムラグが存在するような錯覚に陥る。
時間と現実の感覚が上手く掴めなく成るようだ。

土の窯でナンを焼く                                               庭には縁台
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この町へのアクセスは、空路を使うなら良いのだが陸路でとなるとちょっと大変。
ウズベキスタンの有名な観光地ブハラからは、
ヒヴァからミニバスで小1時間程のウルゲンチという大きな街までバスで13時間も掛かる。
僕がブハラに向かった時には、早朝にウルゲンチに着いたにも拘らずバスが午後にしか無かった為に到着は
午前1時に成ってしまった。
しかも、国境を越えるのでない限り、この国境沿いの道を往復することになる。
路の東側はキジル・クム(赤い砂漠)、西は国境線とカラ・クム(黒い砂漠)。何処にもそれることはできない。

僕は国境を挟んだトルクメニスタンのキョネ・ウルゲンチという小さな町から
バスとタクシーを乗り継いで4時間程で来たのだが、直通は無い。
まずキョネ・ウルゲンチからそこそこ大きな街ダシュホウズまでミニバスで1時間半、ここからタクシーで国境へ。
国境は何も無い荒野の一本道にある。国境を越えてタクシーを乗り継ぎヒヴァまで50分といったところ。
尚、ダシュホウズからヒヴァまでのバスは日に2本あるらしいが、ただし、この辺りのバスは冬季には全て運休になる。
ところで、そのキョネ・ウルゲンチにはトルクメニスタンの首都アシュガバートから、
カラ・クム(砂漠)をバスで10時間以上突っ切らなければならない。

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                                                            老人と子供達
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by meiguanxi | 2006-10-01 11:47 | 絲綢之路Ⅱ[中央亜]
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