フンザ(北パキスタン):風の谷
[ 北部パキスタン略図 ]                 
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                                                フンザからのラカポシフンザ渓谷

夜明けのラカポシ
b0049671_1249273.jpgパキスタン北部の中心の町ギルギットの早朝、
バスはダンボールやら大きな麻袋やら
生きた羊やら何やらかにやら訳の分らない荷物を
満載して出発した。勿論、乗客もその隙間を埋める。
KKH(カラコルム・ハイウェイ)を北に向かったバスは、
フンザ川沿いに山塊を回り込み、やがて東に方向を
変える。
南にラカポシ(7788m)、ディラン(7273m)、
北にはシスパーレ(7610m)、パトゥーラ(7785m)、
それぞれに7000m級の山塊に挟まれた渓谷だ。

この道は山腹の急な斜面を削って造られていて、
片側は深い谷、反対側の斜面からは落石や
崖崩れが日常茶飯事だ。

この間の移動はボロバスだったので途中の景観を写真に撮れなかったのが残念なのだが、非常に運が悪ければ車ごと
谷底に落ちることもあるようだ。

フンザからのディラン(中央奥)                                         バルチット・フォート
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バルチット村老人
b0049671_1251178.jpg道はやがてカラコルムの高みに向かってぐんぐんと標高を
上げ、現中国実行支配領である新疆ウイグル自治区との
国境フンジェラーブ峠(4600m)に至る。
だがその手前、絶景の危うい道を走ること3時間、
バスの行く手フンザ川右岸(行く手左側)にフンザに至る
分かれ道が見えてくる。

乾燥した青い空に白い雲がゆっくりと流れ、
高いポプラと狭い畑の緑を風が渡る。
春にはアプリコットの花が里を染める。
『風の谷のナウシカ』の「風の谷」のモデルはこの辺り
であるとも言われている。

ここの人々の言葉は他の地域とは孤立していて、
一説にはアレキサンダーの末裔だという伝承もある。

フンザの中心はカリーマーバードと言う。
KKH沿いからミニバスか徒歩で登ることになる。
斜面に綴れ折りの狭い道が縫うほんの小さな村、
それでも今では、観光客の為の宿や土産物屋も軒を連ねる
明るい村だ。
この地域は1974年までは藩王の自治王国だったのだそうだ。


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                                                   下校風景(カリーマーバード)
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by meiguanxi | 2006-10-18 12:59 | インド・パキスタン
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