イマーム広場 #2 : (イラン・エスファハン)マスジッデ・シェイク・ロトフォラー
[ 西アジア略地図 ]
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                               アリ・カプ宮殿前まで広がるマスジッデ・イマームの金曜礼拝

 ( エスファハンイマーム広場 の続き)
 マスジッデ・イマームを背に広場を見て左側(西側)に建つのが、アリ・カプ宮殿。正面の構造は、7階建ての背面同等の高さにも関らず2階建てで、上階は幾本もの長い柱に支えられたテラスになっている。柱に支えられたテラス状の構造はイラン様式の宮殿には良く見られるものだが、2階部分に採用されているのは珍しい。

アリ・カプ宮殿内部
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 広場を挟んでアリ・カプ宮殿の向かいに見える美しいドームはマスジッデ・シェイク・ロトフォラー。およそ世界中の至るモスクにはミナレットが付いている。祈りの時間を知らせるアザーンを流す為だ(もともとはその度に人の朗詠していたのだが、今では殆どの場合、録音)。イラン形式ではマスジッデ・イマームがそうであるように、一般にファザードの両側に付いている。ところがこのモスクにはそれが無い。実は王族専用の礼拝用に建てられたモスクであるので、アザーンを朗詠する必要が無かったのだ。
 イランのモスクであるだけにそのドームのタイル装飾は美しいのだが、このモスクは内部のタイル装飾も素晴らしい。イランに良く見られる青や緑といより、クリーム色やピンクといった明るい色調が印象的だ。

マスジッデ・シェイク・ロトフォラー
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バザール入口
b0049671_12551582.jpg マスジッデ・イマームの反対側(北側)一辺の中央に、常に人々の出入りで賑わう薄暗い入口がある。この裏側一帯がバザールになっていて、連続したドームの下、入り組んだ路地が延々と続いている。内部は概ね暗いく、人の流れに身を任せれば方向を失う迷宮は中世への通路のようでもある。

 このバザールの入口の脇、広場を取り囲むアーケード状建築の上のテラスにチャイハネがある。乾燥し、何処までも青く澄んだ空の下、ここでビールを飲みながら…と言いたいところだが、ここは禁酒国イラン、正しく角砂糖を齧りつつブラックのチャイを啜りながら広場を見渡せば、美しい広場の遥か反対側にマスジッデ・イマームが青く輝いている。
 尚、 イマーム広場は世界遺産に登録されているが、近年、広場自体ではなく、それを取り囲む環境の変化、具体的には高層ビルの存在が、この世界遺産を危機遺産リストに追い込んでいるのも事実だ。


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                                                             イマーム広場
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by meiguanxi | 2007-02-16 03:10 | 絲綢之路Ⅲ[西亜]
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