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黄草坝(huangcaoba 雲南省): ガイドブックに無い町のバス駅
[ 雲南省略地図 ]
黄草坝(huangcaoba 雲南省): ガイドブックに無い町のバス駅_b0049671_23395289.jpg


 金平の記事で紅河(honghe)哈尼族彝族自治州(ハニ族・イ族)は少数民族の宝庫だと書いたのだが、実はヴェトナムから雲南省への国境を2度も通過しているにも拘らず金平以外は訪ねていないのだ。中国の急激な変化を考えれば例え98年から2000年という時期であったとはしても、勿体無かったという思いがある。
 国境の河口から紅河(honghe)を北西に90キロほど遡ると曼耗(または蛮耗、どちらの読みも manhao ; 詳しくは金平の記事を参照)という集落があり、ここで対岸に渡り山道を70kmほど南下すれば金平だ。写真は曼耗から川沿いに更に20kmほど先の黄草坝(フゥァンツァォバ)という小さな町のバス駅。この先を更に進めば映画 『雲南の少女 ルオマの初恋』 (原題 『諾瑪的十七歳』)の舞台にもなった哈尼族(ハニ族)の土地として有名な元陽(yuanyang)、川から離れて北上すれば州都の个旧(gejiu)だ。
 中国を旅行していると元の書体が分からない漢字に良く出遭う。文革の時代に作成された簡体字という簡略化された文字が現在の中国語の正式文字になっているためだ。黄草坝も良く分からない。「坝」(土偏に貝の簡体字) の字はそろらく 「壩」(土偏に覇)の簡体字で、日本語の 「堰」 に当たるのだと思うのだが、確認していない。
 写真中央に立っている華やかな衣装の女性は彝族(イ族)、その他にも異なる2つの民族の女性が写っている。この写真はバス移動の途中で撮ったものだが、本当はこういうガイドブックに全く紹介されていない町でふらっと降りて散策しないといけないのだろうな、と思ったりもする。そんなことを考えていると紅河自治州だけで1ヶ月くらい掛かってしまいそうな気もするのだが。
by meiguanxi | 2008-02-04 23:51 | 雲南省と少数民族 | Comments(4)
Commented by gogoasia at 2008-02-05 16:02
イ族の衣装は色鮮やかですね。

このあたりは昨年河口から元陽に抜ける時に
バスで通過しました。

現在ラオスのルアンパバーンです。
旧正月明けを待って雲南入りする予定です。

ではまた。
Commented by yamane at 2008-02-06 00:52 x
>本当はこういうガイドブックに全く紹介されていない町でふらっと降りて散策しないといけないのだろうな
そうですね、私もよくそう思います。なかなか勇気がなくて出来ませんがw
中国の辺境をバスで動いていて、時折とんでもない場所から乗ってくるツーリストがいたりすると、尊敬と憧れを持ってちらちら見させていただいたものです。
でもほんと、そんなことしてると、一生中国から出られないw
Commented by meiguanxi at 2008-02-07 20:48
gogoajia さん、ラオスにいるんですか? ルアンパバーンには2回行ったんですが、どうなってるかなぁ…あの町では旅行者数人集めてメコン近くの露天で惣菜とおこわを買って、宿の屋外に置かれたコンクリートのテーブルで食事をするのが好きだな^^
で、また雲南に行くんですか? 今度はどんなルートなんでしょう。
Commented by meiguanxi at 2008-02-07 20:56
ヤマネさん、あ~、ヒマーチャルプラデーシュのスピティが全然知られていなかった頃、蔵前仁一さんの本を見て行ったんですけど、彼はその本の中で道路寸断の為に行けてなくて、なんの情報もなかったんですよ。でもね、西洋人はいるんです、そういう所w ロンプラ見せて貰ったらカザという中心の町(村)のことが3行書いてあった^^ しかもバスに乗れば何処じゃここ?って処で降りていくし。凄いなぁ~って。今では旅行人のガイドブックに詳しく載ってますけどね。
で、中国、デカすぎじゃ!w 好きな人にはなんだか居心地が良いのは何故なんでしょ。
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